霊的修行者のまわり道日記

一般社団法人契山館の会員のブログです。このブログは個人の理解の範囲で書いており、会の公式な見解ではありません。

書籍『霊魂イエス 上巻』のご紹介

 2000年前のイスラエルに現れたとされるイエス・キリスト。当時のイスラエルの人々にイエス師は、ときに優しく、ときにハッとするような言葉で語りかけ、人々の傷ついた心を癒やし、人々の苦悩に道を示し、不治の病に苦しむ人々をその信仰により癒やし、そして弟子たちの前に数々の奇跡を示したとされています。
 そのイエス師の姿を伝える聖書は、イエス師が亡くなられてから数十年の後に書かれたため、その記述に正確性を求めることはできません。それでも、たとえそれが事実の断片であるとしても、聖書のすみずみからは、イエス師の救いを求める人々への燃えるような情熱が溢れており、そこから力強く高貴なものを、人々は心の奥底に感じてきたからこそ、今も世界の人々から篤い信仰を集めているのだと思います。
 そのイエス師が地上を離れて2000年が経ち、イエス師の教えは弟子達の努力により、全世界に広まりました。しかし一方で、いまだ人々は争うことを一向にやめようとはしません。多くの民族と国がそれぞれに利害を追求し、世界は再び大きな争いを繰り返そうとしているようにさえ見えます。
 もし今、現代にイエス・キリストが現れて、地上の有様をご覧になられたら、一体何を語るのでしょうか。当時とは異なり、交通が世界の国々を結び、情報は瞬時に世界に伝わる現代において、人々の救いを真剣に求めたイエス師は、きっと宗教ドグマの壁を超えて、人類の真の救済のために、人々が今何をすべきかを、世界のすべての人々に語られるのではないでしょうか。
 そんな歴史のIFを、現実にしたものが本書です。本書は、霊魂によるメッセージを、霊媒である著者が書物にしたものであるため、霊魂を信じることが前提となりますが、キリスト教を信じる方も、そうでない方も、イエス師が今現代の人々に向けて語られる言葉を、それぞれの理性の光と心で感じてみてください。きっと心に響くものが見つかると思います。
 地上時代、イエス師は、物質の世界がもたらす苦しみに、目を曇らせてしまった人々の目を覚まさせるために、たとえ磔にされ、その身が砕けようとも、血と命の重みによって人々に訴えられました。人はこの世で終わりではなく、神の国があること、父なる神・子なるキリスト・精霊、人生の道標としての教え、原罪、そして新しい契約について。
 本書によれば、イエス師は地上を離れて霊魂となられた今も尚、人類をその深い苦しみから救おうと、その時と変わらぬ熱き情熱をもって活動しておられます。
 ぜひ本書をお読みください。そして本当のイエス師の姿を知ってください。霊魂となられ、その姿は見えずとも、イエス師の熱き姿が、今ここに蘇ります。

霊魂イエス 上巻: 霊魂の世界から人々を導く (MyISBN - デザインエッグ社)

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