霊的修行者のまわり道日記

一般社団法人契山館の会員のブログです。このブログは個人の理解の範囲で書いており、会の公式な見解ではありません。

人の生まれた意味

数年前のスピリチュアルブーム以来、
霊的なことを人生の指針にしたり、目に見えない存在を意識する人々は、増えてきているように思われます。

ブームの是非はともかく、人が科学が言うようなただの物質ではなく、
死後も続く意識を持った霊魂であることを知ることは、人が生きている内に知っておくべき、大切な事実です。

そのスピリチュアリズムの主張をざっと調べてみますと、人の生まれた意味について、概ね次のように説明しています。

・人は何度も生まれ変わりを繰り返している
・お金持ちの人生を経験した人は、貧乏を経験するために生まれる、と言ったように前世での行為が来世に影響する。それをカルマと呼ぶ
・色んな人生を経験することで、得られる学びを通じて、魂は成長していく
・真の幸福とは何かを見つける修行をするために、魂は意図して地上に生まれてくる

霊魂学では、この生まれ変わりに関わるカルマのことを、霊的カルマと呼んでいます。

霊的カルマの解消は人生の目標の一つとされていますが、スピリチュアリズムでいうような単純なものではないようです。
詳しくは、下記のホームページをお読みください。
「まあちゃんの霊魂に聞いてみよう」より【霊的カルマ】
http://www5.wind.ne.jp/masa/reikon/new_page_2-5.htm

大人であれば、人生で一度はこんな経験したことがないでしょうか。

何か自分にとって大きな事柄に出会った瞬間に、
心の奥底にある叫びのような感情が沸き起こってきて、自分を抑えられなくなってしまって、
後から冷静になってみると、どうしてあんなことをしてしまったのだろうと後悔したり。

それらは、もしかしたら自分の過去の人生の記憶の奥の意識が、強い衝動として蘇ってきていたのかもしれません。

過去世の記憶とは、今回生まれてからの記憶ではないため、
肉体の脳にある表面の意識にとっては、なぜそんな感情になるのか全く説明のつかないもののようです。
その過去世の意識を知るためには、幽体と呼ばれる、もう一つの意識のことを知らないといけません。

もう遠い遠い過去のことなんて、忘れてしまえばいいのに…、と思うのですが、
意識の奥のさらに奥の魂に刻まれるような、深く傷ついて、辛くて悲しくて無念でやりきれなくい、
そんな叫びのような強い思いは、簡単には忘れないようです。

そうした、心の奥底の傷を癒す方法が、現代には存在します。
私は、契山館で指導している禊法を実修することをお勧めいたします。

契山館では、よく知られる水の禊(2020年現在、水の禊は、風の禊に体系が変更されました)をはじめとして、五段階の禊法を指導しております。
高度な禊になると、心の奥底にあるダイヤの原石のように光り輝く、高級な意識を呼び覚ますことも可能となってくるようです。
それは、霊的により良い高級な人生を開くことにつながります。

また、契山館では、霊言などを通じて、高貴な存在からのメッセージも学ぶことができます。
そうした霊言を通じて、霊魂として、人として、自分にとって大切なことを、たくさん教えていただけるのですが、
喉元過ぎれば暑さ忘れるとはよく言ったもので、そんな大切なことをすぐ忘れてしまっては、
また同じ失敗をして、あとで思い出してハッとする。
あるいは忘れていることさえも忘れていることだってあります。
大切なことこそ、魂の奥底にしっかりと刻んで、永遠に忘れないようになればいいのに…。
修行者とはいいいながら、自らの至らなさに、ふとため息をついてしまいます。

それでもいつか、魂の奥底に刻まれた大切なことが、ふと蘇ってくることを願って。
今日も修行に励みます。