昨日は、学校協議会。昼から天王寺公園内の書道展に行き、Ktymさんの作品を観る。丁寧な字が流星のように連なり、繊細な個性の一面が伺われて良かった。その後、Ubkt君の家庭訪問。相担任の話に相槌を打つのが精一杯で、ほとんど何も話をすることができなかった。それが、自分の弱さであることを分かっていつつも、何も考えが思い浮かばないのだから、どうすることもできなかった。現実はいつも僕の側を、幻滅のため息を残して通りすぎてゆく。今の自分にできることは、日々の日課を守り心を常に前向きに保つことだけだ。
今日は、朝から掃除をし、午後は研究授業の準備をする。晩には、デカローグを見始め、平穏な一日を終える。少しずつ規則正しい生活を取り戻していこう。なすべきことを目の前に控えると、すぐに心は焦りペースを乱してしまう。行く先に何があっても、淡々と一日を過ごすことができれば良いのだが。
カラマーゾフの兄弟を読み終えた。緻密に練り上げられた人間ドラマの面白さを近景とすると、現代社会を予言するかのような、啓示に満ちた哲学的命題を遠景とする、多層構造のこれまで読んだことのないような小説だった。
ドストエフスキイは、神なき現代社会の孤独、空虚を、社会学的、科学的視点でもって鋭く予言し、人類救済のためにはアリョーシャが体現する信仰に立ち返れと言っているのだろう。
ここで示されているテーゼに真に向き合うことのなかった人類は、第二次世界大戦を迎え、さらにはその後の混迷の時代を迎えてしまう。神の不在と、人類の永遠の苦悩と救済を、これだけ大衆に向けて明確に示していても、人類はまだ気付こうとしない。
どうすれば、どのように伝えれば、人々は目覚めるのだろう。そんなことを考えさせられた。
目標
生徒から信頼される教師になること。正しく自己主張できるようになること。
Want
空手を再開する。ピアノの練習をする。
感謝
嫁は今日家にいて、特に何をするでもなかったが自然に平穏に過ごしていた。
学び
肉体のぜい肉だけでなく、心のぜい肉も日々落として行かねばならない。そのためには、ただ心で力んでみるよりも、体を動かしてみることの方がよっぽど早い。
行
水、光、次伝、呼吸法、幽育