霊的修行者のまわり道日記

一般社団法人契山館の会員のブログです。このブログは個人の理解の範囲で書いており、会の公式な見解ではありません。

『ノルウェイの森』を読んで

この数日夜中に『ノルウェイの森』を読み、眠る日が続いており、昨日は2時頃まで夜更かししてしまい、今日は朝寝坊…。行もできずに出勤。一日眠気が離れなかった。これはいけない。

そして今日『ノルウェイの森』を読み終えた。モラトリアムとしての青春時代のふわふわとした感覚が、上手く表現されているように思う。自分の青春時代、他人にとってはとりとめもないが、自分にとっては重大な物事について、意味ありげに考えをめぐらせてばかりいた日々。つまりは内省的で思索しつつも無為に過ごしていた日々の鮮明な記憶が呼び起こされるような感覚がして、個人的に面白い作品に思った。ただ、どうしても近代日本の古典文学と比べてしまって、文章の平板さ、内容の深みの無さが、名作と呼ぶには物足りなさを感じてしまう。いくつか心に残った点は、現実に正対し、生を謳歌する緑の存在だろう。そして彼女が、無為で自己憐憫に囚われているワタナベに突きつけた言葉。それはまるで僕にも向けられているように感じて、そして、確かにこれと同じような言葉に、僕はどこかで出会っていると思ったのだが、具体的に思い出せない。でも確かに同じ心境に至った経験があると思った。自分を見つめることは大切だが、人は、自分ばかりを見つめていてはいけない。あなたを真に愛してくれる人には、愛で応えなければならない。そして、世界に向かって歩き出さなければならない。永沢の言葉『自分に同情するのは卑劣な人間だ』を覚えておこう。

目標

生徒から信頼される教師になること。正しく自己主張できるようになること。

Want

一日のスケジュールを立てる。空手を再開する。ピアノの練習をする。研究授業の準備を始める。

感謝

気持よく夕食を作ってくれた嫁に。

学び

行の時間を見なおしたのだから、生活のリズムを尚更崩さないよう気をつけよう。

水、中伝、呼吸法