先日テレビでマーチン・ルーサー・キング牧師のエピソードが放送されていたのを観た。
彼の公民権運動は、最初は教会における啓蒙活動から始めて、やがてうわさが広まり、次第にそこに集う黒人たちが増えていったことが描かれていた。彼自身は、法律の学生であったことから、必ずしも牧師ではなかったのだろう。ここに霊魂学普及のひとつのヒントを見たように思う。
つまり、もし常設の施設を保有することができたら、そこを霊魂学の教会とすることによって、最も穏健な普及活動が展開できるのではないだろうか。開かれた安定した教会の印象はきっと、公共の施設を借りて一時的な講演会を開くより、街角で講演するより、人々にとって安心感を与えることだろう。教会というものについて少し研究してみる必要がある。