霊的修行者のまわり道日記

一般社団法人契山館の会員のブログです。このブログは個人の理解の範囲で書いており、会の公式な見解ではありません。

ファーゴ (6点)

目標

自分自身に自信を持てるようになること。そのためにはまず日記を続ける。

Want

本を少しずつでも読む。バイクを買う。ピアノの練習をする。空手の型を覚える。

出来事

今朝、嫁が先に実家に向けて発った。その後、布団の片付けや自分の荷造りや日記更新などをして過ごす。若草山に車で行くことや空手に行くことや、Krt先生からの3組のTnkさんの観劇の誘いなどがあったが、結局気持ちが前に向いてゆかず、どれもせずじまいになる。こういう所が自分の意志の弱さなのだろう。ここを改善するんだそれが今の課題。考えるよりまず行動に移る勇気の方が今は大切だ。

夕方、ナスとひき肉の炒め物など自炊する。味付けや衛生面で嫁の料理への不満が湧いてくる。どうして僕はそれを心の奥にしまって、直接伝えないのだろう。深い交流が誰とも生まれないのは、結局衝突を避けることで、自分を防衛して逃避して、相手から理解されないためなのだ。伝えるべきことはきっと伝えよう。

夕食後、映画「ファーゴ」を観る。雪の白さと、ブレイナードのシンボルの斧を持った男の立像が印象的なくらいで、演出はとても淡々としていて、ともすればどこかテレビドラマのような野暮ったさも感じるほどである。しかし、スティーブ・ブシェミの演技など役者の魅力が際立っていて、また転落していく事件の顛末への関心で、短い映画ながら最後まで飽きることはなかった。だが、少し展開が早過ぎて、ジェリーの逮捕までが少し雑なことと、お金の行方が描かれないこと、などエンディングは少し消化不良。この映画が名作と呼ばれる所以について考えてみたが、凡庸に見えて映像に絶妙なスタイリッシュさが感じられることと、監督の鋭い批評的な視点があり、そうした芸術性、作家性が評価されたのかも知れない。個人的には、最後の犯人を追いつめる場面が「羊たちの沈黙」のような緊張感があって良かったし、冷酷な殺人シーンが淡々と、ややユーモラスさえ感じられるように描かれているのは、タランティーノのようでカッコよく思えた。

感謝

このところ、嫁とも良好なコミュニケーションが取れている。その穏やかな日々に。

学び

自信を持てないように、自己否定を続けているのは、他人ではなく自分なんだ。もっと自分で自分を愛せるようにすれば、この憂鬱な黒雲は一瞬のうちに消え去るものなのかもしれない。

水、初伝、中伝